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元彫刻家が編む、一生モノの掃除道具。中津箒(なかつほうき)職人・吉田慎司さんの経歴と小樽のアトリエを訪ねて

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「掃除機を出すのが、ちょっと億劫…」 「夜遅くに掃除をしたいけれど、音が気になる」

そんな悩みを抱えている方に、ぜひ知ってほしい道具があります。それが、神奈川県の伝統工芸**「中津箒(なかつほうき)」**です。

ただの掃除道具ではありません。部屋の壁に飾っておきたくなるほど美しく、使うたびに心が整うような箒。 今回は、その箒を一本一本手作りしている注目の職人、**吉田慎司(よしだ しんじ)**さんをご紹介します。

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異色の経歴!元彫刻家がなぜ「箒職人」に?

吉田慎司さんは、1984年生まれ。実は最初から職人を目指していたわけではありません。 彼の経歴で特筆すべきは、武蔵野美術大学の彫刻学科を卒業されているという点です。

大学在学中、吉田さんは神奈川県愛川町(中津村)に伝わる「中津箒」と出会います。 かつては多くの農家が作り、輸出されるほどの産業でしたが、昭和の終わりと共に衰退していました。

しかし、吉田さんはその箒に**「彫刻作品のような美しさ」「道具としての完璧な機能美」**を見出します。 「この文化を絶やしてはいけない」 その想いから、現代に合う形で中津箒を復興させるプロジェクトに参加。今では日本を代表する箒職人の一人として活躍されています。

素材から手作り。吉田さんの箒が「特別」な理由

吉田さんの作る箒が、ホームセンターで売られているものと決定的に違う点。 それは、**「ホウキモロコシを種から育てている」**ことです。

農薬を使わずに自社栽培し、収穫、乾燥、選別まで全て自分たちの手で行っています。 そのため、素材のコシや柔らかさが段違いです。

  • 穂先が柔らかい: フローリングや畳を傷つけず、細かい埃まで優しく掻き出します。
  • デザインが美しい: 持ち手の編み込みには、藍染めや草木染めの糸が使われており、まるでアート作品のよう。

「掃除道具を隠す」のではなく、「あえて見せるインテリア」として楽しめるのが、吉田さんの箒の魅力です。

北海道・小樽へ移住。アトリエ「がたんごとん」

吉田さんは現在、神奈川を離れ、北海道小樽市に拠点を移されています。 築100年以上の旧薬局をリノベーションしたアトリエ兼ショップ、その名も**「がたんごとん」**。

ここでは吉田さんが箒を編む様子が見られるほか、実際に箒を購入したり、併設されたカフェで一息ついたりすることもできます。 小樽の古い街並みと、吉田さんの静かで丁寧な手仕事。その空気が見事に調和した空間は、ファンならずとも一度は訪れたい場所です。

気になるお値段と購入方法は?

「一生モノ」と言われるだけあって、価格は決して安くはありませんが、メンテナンスをすれば10年、20年と使い続けられます。

【価格の目安】

  • 洋服ブラシ・小箒(約3,000円~)
    • コーヒーミルやパソコンのキーボード掃除に最高です!
  • 手箒(ハンドサイズ)(約15,000円~)
    • 一番人気のサイズ。サッと気になった場所を掃くのに便利。
  • 長柄箒(約25,000円~)
    • 腰をかがめずに掃ける、本格的な掃除用。

【購入方法】 一番確実なのは小樽の「がたんごとん」ですが、遠方の方は以下のセレクトショップの通販などをチェックしてみてください。

  • cotogoto(コトゴト)
  • カゴアミドリ
  • FRANK 暮らしの道具

※手作りで生産数が限られているため、入荷するとすぐに売り切れてしまうこともあります。「出会った時が買い時」です。

まとめ:掃除を「家事」から「癒やし」へ

スイッチ一つで終わる掃除も便利ですが、お気に入りの箒でサッサッ、と床を掃く時間は、不思議と心のザワつきも払ってくれます。

2025年に著作の刊行もされた吉田慎司さん。 その手仕事の世界に、あなたも触れてみてはいかがでしょうか。

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